第3章 サファイヤ
宿舎を案内してくれたナムジュンさんに丁寧にお礼を言い、私は部屋に戻った。
明日は一日レッスンの日らしく、午前中から皆出ていくらしい。
○○(ということは、明日は何時に起きればいいんだ…?
ご飯は作らないといけないから5時起きくらいかな…。)
時計を見る。22:50。
あと1時間くらいで日付が変わる。
○○(うわぁやばい、もうこんな時間か。
急いで寝る準備しないと。)
浴場へ行き湯船に浸かりながら、今日の出来事を思い返していた。
一日が本当に目まぐるしく過ぎていった。
急に仕事が決まり、初めて来た韓国で出会った人はBTS…。
文章にするとたった一文なのに情報量が半端ない。
○○(全然現実を受け止められてないけど…ここで家政婦として認められるようにしっかりしなくては。頑張れ、自分。)
○○「よしっ!」
両手で数回顔を叩き、気合を入れて風呂場を後にした。
※男湯 ユンギ※
女湯(○○「よしっ!」)
SG ビクッ(な、なんだ…?びっくりした…)