第8章 クリスマスイブと【菅原】
「だから俺、もしこれから告白とかするんなら
クリスマスイブとかイベントに言ったら?とかさ。
そんなこと考えてた!」
菅原が何を言いたいのかよくわからなくて
「だけどさ、言ってたべ?
クリスマスイブと誕生日、別々ならよかったのにって」
…………。
「え、私いつ言った?」
「この前!」
にっ!と笑う菅原
その笑顔と、自分が言ったことを全く覚えていないらしいという事実に
頭がクラクラする。
……そんなに飲んだつもりはないのに
「だからさ、の誕生日の次の日に言おうと思って」
菅原の笑った顔が好き。
だけど、急に真剣な表情になって。
真剣な眼差しの菅原と
目が、
合う。
「俺と、付き合ってくれませんか?」