• テキストサイズ

【ハイキュー】キミが好き【短編集】

第7章 (甘く、焦がれる / 宮侑)


驚いてを見るけど



えっ、なに?


泣いてるん?





「?」





涙を拭こうと手が出たけど



その手はの頬には届かずに、


その手をが握りしめた。





「?」





もう一度呼ぶ




声が震えてるのが、


自分でもわかった。





「私な?ずーっと侑のこと

独り占めしたかったんよ。


こうやって、たまに会う時とかだけじゃなくって、ずっと。


幼馴染みじゃない、特別になりたかった」





涙をポロポロと流すに

胸が締め付けられた。





「なぁ…………」





言いかけた言葉を、一度飲み込んだ。


言いたいのに。




ほんまにどこまで意気地がないねん。





不思議そうな顔のに





「なぁ、抱きしめてもええ?」





俺は今、どんな顔をしてるんやろう。



とりあえず、どーしようもない


情けない顔、してるんやろな。
/ 73ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp