第7章 (甘く、焦がれる / 宮侑)
相変わらず、規則正しい寝息をたてている(名前)に近づいて
唇に指を這わす。
俺がこんなことしてるなんて
絶対思ってへんやろな。
久しぶりに会ったは髪が伸びていて
ずっと短いイメージがあったから、
なんだか雰囲気が変わってて
ドキッとした。
目の前ののことがどうしようもなく愛しい。
昼間、早く彼氏作れなんて
思ってもないことをゆうたけど。
他の男にを取られるなんてありえへんし。
なぁ、どうしたらこれからも
俺の隣にいてくれる?
のことを離したくないと思ったら
思わず身体が動いとった。
の手を握る。
当たり前やけど、
大人になって手を繋ぐことなんかないし。
に気づかれちゃあかんって気持ちも重なって
どうしようもなくドキドキした。
「んっ」
寝返りをうったから小さく声が漏れて
ヤバいととっさに手を離す。
「んーーー。どうかした?」
ほんとんど眼は開いてない(名前)に
どうかした?って聞かれて、
ドキッとした。