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【ハイキュー】キミが好き【短編集】

第7章 (甘く、焦がれる / 宮侑)


いつも通りの会話


子どもの頃から変わらへん。





よく三人で昼寝した。


が真ん中で

右がサムで、左に俺。



で、俺かサムが起きるんやけど、

そういえばこいつが一番に起きたことなんて

なかったんやない?





とりあえず、1時間後



そう言ったから、

たぶんが起きるのは2時間後





何件か溜まっていたトークに返信をして

の方を見てみると





…………こいつもう寝てるし


相変わらず寝付きよすぎん?





これも子どもの頃から変わらへん。



起きるのは一番遅かったけど、

そういえば寝るのは一番やったな。



子どもの頃、あっという間に寝るを

いつも隣で見てたんを思い出す。





寝顔も、あの頃と変わらへん。





聴きたい音楽があってイヤホンを取り出した




けど


やめた。





最近は俺が忙しくて、なかなか会えへんかった。



サムとの方が会うとるみたいやの、

まじなんなん?



俺との方が家近いのに。





って、今回会えんかったのは俺のせいか。




まぁだから、今日も久しぶり。





規則的に聞こえてくるの寝息を聞くのも

久しぶり。







のことをこんな風に想うようになったんは

いつからかな。




たぶん、きっかけは本当に些細なことやったと思う。


思い出せへんくらい。

 



隣にいるのが当たり前で


たぶん、もそうや。





俺たちは、サムも含めて

隣同士が一番自然。



なのに近すぎて、これ以上近づけん。





これ以上、との距離を縮める方法なんてあるんか?



一歩を踏み出す勇気がない俺には、わからん。
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