• テキストサイズ

【ハイキュー】キミが好き【短編集】

第4章 休日【及川】


「えーーーー。そんなのいいのに」





そしてこれは私が好きで勝手にやっていることだから、

見返りなんて求めることではないことだと思っている。





「でーもっ!俺がしたいの!

それに、わがままとか?

ちゃんから

そういうこと、聞いたことないし」





徹にわがままだなんてとんでもない。





「えーーーーいいよ。世界の及川徹でしょ?」



「じゃあ世界の及川さんからのお願い!

今日は俺がちゃんをもてなす日!ね!」





洗濯物を干している私のところまできて、


正面に立って両手を握られて




首を少しかしげながら、にこりと笑う徹に負けて。





「………えぇ~~

いいのかな」



「俺がやりたいの!いつもしてもらってること、

今日一日で返せるなんて思ってないけど。

だけど、俺だってちゃんのことを思って

何かしたいんです~!」





こんなにカッコよくて優しい

国を代表するバレーボール選手が



なんで私の彼氏なんだろう?




またひとつ、私の中で謎が深まった。
/ 73ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp