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いつかまた、キミと一緒に【文豪ストレイドッグス/長編】

第1章 黒の時代






「何故急に写真なんだ?」



「今撮っておかないと、我々がこうやって集まったという事実を残すものが何もなくなるような気がしてね。織田作、カメラ」



最後に4人でカウンターに並んで
写真を撮った




ポーズを決める訳でもなく
ただ4人が並んでいる写真

ほんのささいな、一枚の写真。






今この時間を、忘れないように

この時を、残して置けるように







太宰治______
能力名『人間失格』

坂口安吾____
能力名『堕落論』

織田作之助___
能力名『天衣無縫』

夢月沙羅___
能力名『仮想魔法』













________そして、太宰の云った通りになった











その日が、


我々の間にある目に見えない何かを
写真に残すことができる最後の機会になった














四人のうち一人が、












その後まもなく死んだからだ









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