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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第198章 198




「ー、これなんだ…」
「いやぁ、皆グダグダだろうから応援団を結成したんだけど…楽しいね、これね!」

ノリノリの高校生組と陸に、大人組もまた顔を見合わせて頷いてから応援歌に参加である。

「いよっしゃ!頑張るぞー!」
「おー!!」
「は今日もTRIGGER連れてくのか?」
「もちろん!」

三月の問いにはネックレスを取り出し、そして指輪を見せて頷く。

「あれ、ネイルも変えたのか」
「うん。TRIGGERカラー!はちょっと控えめにして、ゴールド基調にしたの」
「良いじゃん!」
「そろそろみんな出番だよー。お、おはよう、」
「おはようございます、万理さん!」
「昨日は大丈夫だった?十くん来てたと思うけど」

ひょこりと顔を出した万理にが駆けよれば、ぽふりと頭を撫でられる。
次いだ言葉にが驚けば、いつもの通りね、と前置きしてから万理は頷く。

「俺の方に、のホテル行って良いかって十くんからメッセージ来たんだよ」
「なるほど…万理さんにまずお伺い立てるんですね、龍くん」
「俺は保護者みたいなもんだからね」

牽制もあるかもしれないけど。
そんな事をこっそりと思いながら万理はを見て頷く。

「さ、あと十二時間頑張ろう!」
「はい!」

ばて気味な大人組をサポートしつつ、様々なコーナーをこなしていき、メモリアルソングの途中経過発表の時間となった。
大和と陸が大型モニターを指し示し、ランキングが発表された途端、のみならず、出演メンバーも、そして観客も、恐らく視聴者も、一瞬時を止めた。

「…え…?」

順調にランクアップしていた筈のTRIGGERの名前が、一瞬で消えていた。

「なんで…」
「ちゃん、ここは進めて」
「百さん…」
「大丈夫。俺たちで後で聞いて来るから。ちゃんがそんな不安そうな顔してちゃダメだ」
「…はい。わかりました」

隣に並んでモニターを見上げながら百が声を掛ければ、は一度唇を軽く噛んでから頷いた。

『っ…まだまだ、メモリアルソングへの投票は受け付けてます!…よね?大和さん、陸』
『お、おお!みんなからの投票待ってるぞー』
『皆さんの熱い思いを聞かせてください!それでは次のコーナー!』
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