君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第197章 197※
抱き上げたまま、微笑み合いながらベッドへ向かい、そっと身体を下ろす。
「あ、ちょっと待って…明日新しいの着るけど…シワになっちゃうから」
「ん、一回起きよっか」
身を起こされ、Tシャツを脱がせば、キャミソールとネックレス。
「天と楽には悪いけど、ご退場してもらおうかな」
「ふふ、見せられないもんね?」
くすくす笑いながらそっとネックレスを外し、サイドテーブルへとそっと置く。
が龍之介を見上げれば、笑顔の龍之介はそのまま口付けをに送る。
「ん…龍くん…」
「ん?」
「ライブの後の高揚感てこんな感じ?」
楽しかった想いが止まらない。
それが相まって、興奮ともいえる程に気持ちが滾っている。
「そうかも。俺もライブの後は、を抱きたくて仕方なくなるよ」
「楽しかった気持ち、共有したくなるのかな」
「うん、そうかもしれないね」
「会場ではみんなの応援いっぱい貰ったけど…今は龍くんからの愛がいっぱい欲しい。龍くんだけに愛されたい」
「…ちょっとだけで済まなくなっちゃうから…」
そんな可愛い事言わないで…
呟きながらの肩口に額を摺り寄せる龍之介の耳は真っ赤である。
そんな龍之介の耳をそっと摘まみ、笑みを浮かべながら頭を撫でれば、そっと顔を上げた龍之介に口付けられた。
「ふふ、いっぱい愛して」
「お姫様のご希望のままに」
くすくす笑いながら龍之介を見上げ、強請るように首を傾げれば、満面の笑みが返ってくる。
そのまま口付ければ、すぐに舌が絡む。
「っん…ぁ…りゅ…んぅ」
「っ、は…可愛い……もっと見せて」
「ん…龍くん……愛してる」
キャミソールごとブラジャーもたくし上げられ、ふるりと溢れた胸をやんわりと揉まれる。
震える腰に小さく笑みを浮かべ、掴んだままの人差し指でその頂きをゆっくりと捏ね上げた。
「っふ…んぅ…」
「…隣の部屋、気になる?」
いつもより声を抑え気味のにそっと問いかける。
右隣は陸、左隣は環だったはずだ。
まだ寝るには少し早く、明日の支度などをしているのだろう音が僅かにだが聞こえてきていた。
「ちょっと…だけ…でも、龍くんしか見たくない…」
「じゃあ、気にならないくらい気持ちよくなろうね」
「んっ、あ…」