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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第188章 188




『こうやって、みんなの前で歌って踊れて、本当に最高に幸せだよ!俺たちはどこまでも走り続ける。どこにだってみんなを連れていく。天と楽と、いつまでもTRIGGERとしてみんなに最高を届けるから!また会おうね!』

龍之介の弾けるような笑顔に、ファンと共に被弾。
うっかり涙腺が緩みそうになるところを何とか堪え、龍之介を見つめる。
ステージの上の龍之介もまた、涙を堪えながらも笑みを向けてくれるを見つめていた。

愛してる
…私も愛してるよ

視線だけで、心が通じるのが分かる。
そんなお互いが、愛しくて仕方ない。

『それでは、聞いて下さい』

最後の一曲を歌い切り、TRIGGERは長めにファンの子たちへ手を振りながらステージを降りた。

「何もかも最高だった…TRIGGER愛し過ぎる…」

ステージを見上げながらは呟き、そして時計を見る。
周りの観客たちはゆっくりだがほとんどがその場を離れていた。

「さて、楽屋向かいますか」

ホールを出て、出口へ向かう列から離れて楽屋への道を進む。
スタッフにパスを見せる前にその場を通され、きょとんとしつつも礼を言って楽屋へ向かう。
先程と同じように軽くノックをし、返事を待ってから扉を開いた。

「みんな、お疲れ様ー!最っ高だったー!!」
「!」
「、ありがとう」
「はっちゃけてたな、」

アンコールのTシャツから再度衣装へと身を包んだ三人はを出迎え、そのままを取り囲む。

「TRIGGERが要塞みたいになってる…」
「さすがTRIGGERのお姫様だな」

そんなスタッフの言葉が囁かれるが、四人はそんなこと気にしない。

「そりゃはしゃいじゃうよー!本当に楽しかったっ」

にぱりと笑いながらは龍之介に抱き着く。

「ステージの上の龍くん、すっごくカッコイイ。大好き!愛してる!」
「幸せそうに俺たちを見てくれてたもすっごく可愛かったよ。俺も大好き。愛してる」
「、僕たちにご褒美はないの?」
「天の歌声も、ダンスも、惹き込まれた。いつまでも天は私のアイドルだよーっ!大好き!」

天の言葉にがそちらを見上げれば、龍之介からそっと離れ天に抱き着く。

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