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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第185章 185




「え、TRIGGER…?」
「もいる」
「何かの撮影?」

そんな周りのざわめきを気にすることもなく、五人は席についてあーだこーだと話し合う。

「はい、取って来ちゃいなさい」
「貴重品部屋ですし、姉鷺さんも一緒に行きましょうよ」

ねー、行きましょ?とが姉鷺を見れば、思わず破顔し彼女は立ち上がる。

「んもー、駄々っ子なんだから。仕方ないわねぇ」
「うひひ、行きましょー」

姉鷺の隣に立ち、嬉しそうに笑い食事を取りに行く。

「妬くなよ」
「懐いてるだけだから」
「分ってるよ。大丈夫」

両肩を天と楽それぞれに掴まれ、龍之介は苦笑しながら頷く。
TRIGGERに変な噂を立たせない為に、敢えて龍之介から離れているのだろうことも分かる。

「でも…傍に居て欲しいよね」
「まぁなぁ」
「とはいえ、の気持ちも分からなくはない」

それだよね、と天の言葉に頷き、龍之介はを見る。

「に気を使わせてばっかりだなぁ…早く、外で気を使わずに一緒にいられるようにしてあげたい」

そんな呟きが聞こえたわけでは無いが、はふと龍之介に視線を向け、ふにゃりと笑う。
そんなの笑顔に笑みを返せば、そのまま手のひらで口元を覆う。

「被弾したか」
「あれは可愛い。ほんと、って可愛いよね」

テーブルに突っ伏してしまう龍之介を見ながら、天と楽は苦笑しながら龍之介にご飯取りに行くよ、と声をかける。
それぞれ食事を選び席に戻れば、龍之介はそっとの頭を撫でる。

「ん?」
「、少ないんじゃない?」
「そーお?」

サラダ、味噌汁、ごはん、お刺身、生卵に納豆に海苔。
ご飯はお茶碗の半分ほどしかよそっていないため、ご飯のお供の方が量が多くなっている気すらする。

「バランスはとれてると思うけど…」
「そうねぇ、量は少ない気もするわね」
「あ、でもお代わり行くよ?パン食べたいし」
「あ、そっか。じゃあ安心かな」

ビュッフェ形式の朝食。当然おかわりは可能である。
ならばと再度頭を撫で、食べようか、と微笑む。

「はーい。それでは、いただきます」

そっと手を合わせて食べ始めれば、は辺りを見回す。

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