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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第118章 118




特に龍之介とのツーショットは話題性がまだあると、二人で共演すればツーショットでカメラに抜かれることも多い。
楽や天もの話題を振られても溺愛発言をすることが多く、近頃のはTRIGGERの妹分として双方のファンから認識されているらしい。

「うん…」
「極論、さんはTRIGGERの弱点にもなり得る。現に、十さんにとっての貴女は紛うことなく弱点です」
「…うん」
「これからどうなって行くかはわからない。けれど」
「じゃあ、私がTRIGGERと龍くんの弱点にならない様に、強くなればいいんだね?」
「…話聞いてました?」
「勿論。弱点っていうのは、一部の脆い部分ってことでしょ?TRIGGERにとって、龍くんにとって、突っつかれたら痛い場所。じゃあ、そこを突かれても脆く崩れないように強くしとけばいい」

むん、とマッスルポーズをとってはいるものの、ただただ可愛らしいだけなのであるが、一織はポーカーフェイスで心中悶えつつ、それでもやはり驚いた。

「双方事務所とTRIGGERの皆さんにしっかり守られてくださいとお伝えするつもりだったんですが…さん、貴女本当に強いですね」
「言ってるじゃん?恋する乙女は強いの。愛しの龍くんとTRIGGERの為ならどんな矛にも盾にもなるよ。…矛盾しないように気を付けながら」
「なるほど、さすがです」
「ありがと。さ、ご飯食べよご飯!」

時は昼休み。
は一織と環と共に机をくっつけてお弁当タイムである。

「今日も三月くんのお弁当?」
「もち!」
「久々に私も食べたいなぁ…三月くんのご飯…」
「さんは自分で作ってるんですよね?」
「マジ?朝から大変だなー」
「うん、でも今日、、、は…」

ぱかりと蓋を開けた瞬間、即座に蓋を閉めて額に組んだ手を当てる。

「…今、物凄くファンシーなお弁当が見えましたけど…」
「キャラ弁…?っち、すげぇな…」
「いや…今日これ作ったの龍くん……」

ガタッ!!
のその言葉に、一織と環は思わず立ち上がる。

「リュウ兄貴…すげぇ…」
「ちょ、見せてください」
「…うん」

一織に壊れ再度蓋を開ければ、一織がこっそり大好きなうさみみフレンズのキャラ弁。

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