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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第115章 115




「……はぁぁぁぁ最高だったー!!」

アンコールも終わり、TRIGGERのライブツアーは大盛況のうちに幕を閉じた。
まだまだ余韻に浸っていたいところであるが、撤収作業を遅らせるわけにはいかないし、龍之介が待っている。
列から外れ、スタッフに楽屋へのパスを見せて案内してもらう。
どうやら三人とも同じ楽屋のようで、そちらへ案内された。

「お疲れ様です!楽、天、龍くん!最高だったー!ツアー大成功おめでとう!」
「、お疲れ!」
「ありがとう、」
「っ!」
「わっ!ふふ、すっっっっっごくかっこよかったよ、龍くん!大好き!」

ライブ後のテンション高めの龍之介に抱き締められ、はにぱりと笑いながら抱き着く。

「のこと、すぐ見つけたよ」
「だと思った。ファンサ一杯ありがとう!」

今日はなるべく見つけられないよう大人しく応援していたつもりだが、しっかり見つけられてファンサの嵐を浴びた。
今日も周りのファンの子に感謝され、TRIGGERのファンは本当にいい子ばかりだと実感した次第である。

「可愛すぎて、どうしようかと思った」
「私は龍くんがカッコよすぎて堪んなかった」
「龍だけかよ」
「ん?楽は超絶美しかったし、天はちょーー可愛かったよ」

にこりと微笑まれ、天と楽はクスリと笑いながら礼を言う。

「みんなかっこよかった、本当に、TRIGGERのファンであることを誇りに思えるライブだった。最っ高の二日間だった。ありがとう、TRIGGER。一生ついていきます!」
「…サンキューな!」
「これからも君が誇れる僕たちでいるよ」
「、ありがとう。愛してる」
「ふふ、私も愛してる」

心から幸せそうに微笑むの頬を撫で、龍之介が口付けようとすれば両肩を天と楽に掴まれる。

「ストップ」
「今お前がキスしたら、俺らもするからな?」
「え?え?!だ、ダメだよ!?は俺の!」

いちゃつきすぎだと暗に示したが故の台詞だが、思った以上に本気に取られてしまったらしい。
天と楽から隠すように抱きしめられ、はくすくす笑いながら龍之介に抱き着き擦り寄る。

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