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君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】

第94章 94※




「ずっと傍に居るよ。何があってもどんな時も。でも龍くんに私が必要じゃなくなったら、静かに離れるから、ちゃんと教えてね」
「俺の人生にはずっと必要。だから信じて、安心して俺の傍で笑ってて」
「うん。龍くんの傍にずっといたい。ずっと、愛してる」
「俺も愛してる」

抱き締め合い、笑みを交わして口付ける。
甘い時間がいつまでも続けばいいと、そう思う。

「…焦げ臭い」
「え?あ!お鍋!!」
「あ!あー!!ビーフシチューーーー!!!」

慌てて火を止め、かき混ぜる。

「…底は焦げたけど、何とかいける、はず!」
「焦げてもが作ったのなら美味しいよ」
「焦げは避けましょうよ、龍之介さん」

呟くにくすくす笑いながらご飯にしよっか、と微笑む。
食卓の準備をして、二人で手を合わせて頂きます。

「あ、焦げた分香ばしさ増してこれはこれで美味しいかも」
「確かに。でも次は焦がさない様に気を付ける」
「焦がした原因は俺にもあるから俺も気を付ける」
「ふふ、幸せ過ぎてご飯忘れそうだもんね、そこも気を付けなきゃ」

そんな話を交わしながら食べ終えれば、二人並んで片付け。

「んっ…んぁ…」
「…可愛い」

ではなく、キッチンで二人はまた繋がっていた。

「かたづけ…ひぁ…」
「ごめ…俺今日…すごくを独り占めした、い…っく」

そんな龍之介に、は一つ思い当たった。

「龍く…しか好きじゃな、いよぉ…あっ、あっ…」

総合練習の帰りがけ、が千や百に言い寄られたことに不安を感じたのかもしれない。

「龍く…大じょ、ぶ…愛してる、んぁ」
「っ、…愛してる。ごめん…何回も…っ」
「い、よ…龍くんと繋がってるの、幸せ…だか…ひあっ!」
「そんな可愛い事…言わないで…止まらなくなる…」
「止めな、で」

龍之介の頬に触れながら口付け、彼の腰に足をからませて自らも腰を揺らす。
その扇情的な誘いに、龍之介はさらに自身を押し込む。

「…また中…いい?」
「いい、よ…一緒にイきた…あっイっちゃ…う!龍く…龍くん…イっちゃうんあああ!」
「…イ…く…っは」

びゅるる、と何度も吐き出しているにも関わらず、への想いをぶつけるように欲を吐き出す。

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