君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第79章 79※
「きゃ、あっ!」
「そんなエッチな…目で見ないで…、愛してる…このまま…もっと乱れて、?」
「声、出ちゃ…んっ待って…」
ストップがかかり、龍之介はへの律動を緩め、を見る。
もまた、ゆるゆると体を動かし、龍之介と向かい合えるように椅子に背を預け、彼に両腕を伸ばした。
「前、から…ちゅーして…?」
「…」
にのしかかるように長椅子に膝をかけ、を抱きしめ口付ける。
舌が絡まると同時に、未だ冷めやらぬ自身をの蜜の滴る入口へと擦り付ければ、の腰がゆるゆると動き、龍之介を導き入れようとしていた。
「ん…龍く…入れて…?最後、は…奥欲しい、の…」
妖艶と言っていいその瞳に吸い込まれるように口付け、龍之介は一気に自身を突き入れる。
限界に達していたがびくりと全身を震わせ、龍之介を締め付ける。
「、中…いい?」
「だいじょ、ぶ…奥…ちょうら…んっあっんむっ…んぅ…!」
漏れ出る嬌声を吸い込むように口付け、龍之介は未だ搾り取ろうとするの最奥に自身の欲を放つのであった。
「っ…ん…気持ちいぃ…」
「っは、…最高…に、可愛い…」
きゅ、とを抱きしめながら身を起こし、自らに跨らせる形で椅子に座る。
お互いの呼吸が落ち着いたころにそっと口付けた。
「愛してる」
「俺も愛してる。」
「…ん?」
「幸せだよ」
そんな龍之介の言葉に、は嬉しそうに微笑む。
を幸せにしたい気持ちは常にあるし、どうすればいいかずっと考えている。
けれど、一つだけ確信があった。
は人を幸せな気持ちにするのが好きな子なのだと。
龍之介がの手料理を美味しそうに食べているとき。
龍之介の目覚めは良くてそれをのおかげと伝えた時。
手を繋いで幸せを感じているとき。
龍之介が幸福を感じる時、もまた幸せそうに笑っていることに気付いていた。
「龍くんが幸せなら、私も幸せ」
それが二人でいるときのの口癖にもなりつつある。