君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第79章 79※
「」
「ん…?」
露天付き客室の湯船の中。
は龍之介に後ろから抱き締められ、幸せそうに胸板に頭を預けながら龍之介を見上げる。
「大丈夫?」
「うん、大丈夫」
龍之介の言葉に体を反転させ、龍之介の足に跨るように向かい合う。
「っ……」
「ぁ…ん…」
そっと口付ければそれは深まり、龍之介の手はの体をなぞるようにゆっくりと動き出し、温泉によって暖められた柔らかい胸を撫でる。
「もう一回?」
「一回、と言わず何度でも」
くすくす笑い、龍之介の昂りの戻った自身に手を添わせ、は龍之介に口付ける。
「愛してる」
「龍くん…愛してる…んあっ」
「…」
もう入れていい?
耳元で色っぽい声で囁かれ、ひゅ、と息を飲み込む。
先程まで抱きつぶすと言っても過言ではないほどに抱かれていた身体だが、まだまだ快感を求めているらしい。
「欲しい…」
「素直で良い子。一回出よっか」
家じゃないのだから、湯を汚すわけにいかない。
湯船から上がり、が部屋へ戻ろうとしたところを後ろから抱き締められ、湯冷ましの為の長椅子に手をつかされた。
「龍…んっぁ…」
ずんっ、と怒張した龍之介の欲が躊躇なく挿入され、その突然の刺激にの視界がチカチカとちらついた。
「声、我慢…ね?」
両隣は空室のはずだ。
けれど、仕切りがあって外からは見えなくとも、ここは露天風呂。
夜が更けているとしても、大きな声は響いて周りに聞こえてしまう。
「や…出ちゃ…んぁ…」
声を押さえて、というくせにが一番声を上げてしまう部分をコツコツと自身で突き、自らも息を乱す龍之介。
ほぼイキっぱなしのの締め付けに、イかされそうになっているのだろう。
「可愛い…寒くない?」
「あちゅ、い…っんあっあ…!あぁ…んっ」
可愛すぎ。
その言葉通り火照った体を後ろから抱き締め、龍之介はに快感を送り込む。
「りゅ、め…も、だめ…んっ、んっ…!」
これ以上は声も体も耐え切れないと、潤んだ瞳で振り返り龍之介を見上げる。
瞬間、龍之介の自身の質量が増した。