君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第217章 217
皆の出迎えに応えながら、TRIGGERの3人はの前に立った。
「どうだった?僕たちのパフォーマンス」
「俺たち最高だろ?てか号泣じゃねぇか」
「、見ててくれてありがとう」
「最高…!完璧!大好き!龍くんも天も楽もカッコ良すぎ!TRIGGER愛してるっ!」
ぎゅぅ、と3人に飛びつくように抱き着き、は天と楽の頬に口付ける。
「っ」
「な…」
咄嗟に頬を抑え、天と楽は顔を見合わせる。
「すっげぇ真っ赤だぞ、天」
「人の事言えないからね」
「龍くん、お疲れ様。本当に本当にカッコ良かった。大好き」
「…俺も。こうしてここで歌えてよかった。ファンの笑顔が見れたこと、すっごく嬉しい!何より、がいてくれることが、すごく心強くて、幸せだ。愛してる」
抱き締め合い、額を合わせて言葉を交わすと龍之介。
姉鷺が止めようとするところを、珍しく天と楽が止めた。
「今日ぐらいは許してやれよ」
「僕たちも怒れないですから」
「デレッデレよ、あんた達。結果発表までには引き締めなさいよ」
2人に止められては仕方ない、と姉鷺は腰に手を当て小さく息をつきながら頷く。
「結果発表までは、我慢って決めたもんね」
「ん。じゃあ…龍くん、ちょっと屈んで?」
「ん?…はは、ありがとう」
屈んだ龍之介の額にそっと口付け、そのまま抱き着く。
龍之介が身を起こすと同時にの腰に腕を回せば、そのままの身体が浮く。
「好きだよ」
「私も大好き」
何とも幸せそうな2人の笑みに、TRIGGERもIDOLiSH7も互いに顔を見合わせる。
お互い全力でやり切った。
どちらが勝っても、祝福する心の準備は出来ている。
「、あんた投票した?」
「まだです」
「そろそろ締め切りよ」
「え?!わー!龍くん、おろしてー」
「ん?」
ゆっくりとを下ろし、スマホを操作し始めるを後ろから抱き締めて見守る。
「そろそろ怒って良い?」
「俺が怒りましょうか?」
「大神くんは甘やかすからダメよ」
「姉鷺さんこそに甘いじゃないですか」
「投票完了ー!結果ももうすぐ…き、き…緊張してきた!」
「何でお前が緊張すんだよ」