君は水面に輝く光【アイドリッシュセブン 十龍之介】
第212章 212
「ここまでを見てきて、じゃなきゃできない事、だからこそできること、色々練ってるんだ。が九条さんに演出して!って堂々とお願いできるくらい自信つけるためのステップとして。だから、頑張ろうね」
「…っはい!めっっっっちゃ頑張ります!!」
両手でガッツポーズを作り、は何度も頷きながら笑う。
その笑顔は何とも可愛くて、万理も、スタイリストを筆頭に周りのスタッフも、つられるようににっこりと笑う。
「よし!まずは残りの仕事頑張ろう!」
「はい!巻いて巻いて巻いて皆さんを5時に帰れるようにします!」
の宣言に周りのスタッフもおー!と盛り上がる。
そしてその宣言通り、文句なしの一発OKを取りまくり、は1時間以上巻いて本日の仕事を終えたのであった。
「ホントに終わらせちゃったね」
「十くんとTRIGGERがかかったらはホントにすごいんで」
「さすがTRIGGERのお姫様だわ。愛だねぇ…」
くすくす笑うスタイリストに見送られ、は実にご機嫌で万理と帰宅の途につくのであった。
「たっだいまー!」
「?!早かったね!おかえり」
「早く龍くんに会いたくて頑張って来たの!ただいまっ」
「そんな可愛い事言って…」
「ホントだもん。頑張ったからちゅーして」
「お疲れ様、愛してるよ」
マンションにつき、龍之介の部屋へまっすぐ向かったは、出迎えに着た龍之介にぎゅう、と抱き着く。
龍之介もまたを抱き締め、嬉しそうに愛しい彼女の頭を撫で口付ける。
「お、早かったな」
「イチャつきもハイスピード。おかえり、」
「楽!天!ただいまーっ」
続いて出迎えた天と楽にも頭を撫でられ、嬉しそうに笑うに3人もまた嬉しそうに微笑む。
「ご飯何食べたい?」
「久しぶりだから私作るー!」
材料準備してきた!とエコバッグを持ち上げるに、龍之介は手伝うよ、と微笑む。
「何作るの?」
「どーーしても今日、カレー食べたくてさ?」
「カレーかぁ!良いね、久しぶり」
「お、何カレーだ?」
「、あんまり辛いの食べられないじゃない」
「最近中辛まではいけるようになったんだよー?」