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【好きなキャラ短編集】MAD HEAD【R18】

第9章 乙骨憂太くんに愛されたい②


 


side.乙骨憂太





「ねえ?名前ちゃん」

「はぁっ…何?」

「好きだよ」

「うん…はぁっ…私も」





エッチができて嬉しいけど、一つ気になることがある。





「名前ちゃん。何で痛くなかったの?」





“ボンッ”と真っ赤になる名前ちゃん。



え?

変なこと聞いちゃった?





「………ひと…り……から」

「えっ?」





声が小さくて聞こえない。





「憂太がしてくれないから、一人でしてたの!」

「ぶっ!はははっ!」

「笑うな!バカぁ!」





僕の彼女は世界で一番可愛いと思う。

顔を真っ赤にして怒る名前ちゃんにキスをした。





「ごめんね。でもこれからはお互い我慢しなくて済むね」

「…うん…」





これで僕も安心して一緒に寝れるよ。



なんて考えてたのにな…。



1週間くらいしたら、名前ちゃんは一緒に寝なくなった。


不思議に思って聞いてみたら。





「えっ?だってもう一緒に寝る理由ないもん」

「えっ?」

「だって憂太。もうエッチしてくれるし」





それって僕を煽ってたの?

僕はまんまと名前ちゃんの掌の上で踊っていたらしい。


 
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