• テキストサイズ

【好きなキャラ短編集】MAD HEAD【R18】

第8章 乙骨憂太くんに愛されたい①


 


side.乙骨憂太





「ゆ、憂太?」





戸惑う名前ちゃんをギュッと抱きしめる。



名前ちゃんが生きてて良かった。

また大切な子を亡くすと思うと怖かったんだ。





「名前ちゃん。もう少しこのままでいさせて」

「えっ?でも___んっ」





この前名前ちゃんがしてくれたみたいな、啄ばむようなキスをする。





「…憂太…今、キス…」

「名前ちゃんがいなくなると思ったら怖かった」

「…でも…呪術師やってたら、こういうことも…あるでしょ…」

「…そうだけど。名前ちゃんはダメだよ」





僕、何言ってるんだろう?

こんなの困らせるだけなのに。



それでも名前ちゃんは、僕の中で特別な存在になりつつあるんだ。


だからもう二度と手放さない。

何が遭ったとしても。





「名前ちゃん。好きだよ」





もちろん里香ちゃんを忘れたりしない。


それでも、こんな僕を。

いつも笑って受け容れてくれる。


名前ちゃんが大切なんだ。


 
/ 105ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp