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【好きなキャラ短編集】MAD HEAD【R18】

第7章 両面宿儺に愛されたい


 


「ここじゃ寒いし、家来る?」

「マジ?いいの?」





そんなキラキラした目で見ないで欲しい。





「言っとくけど、家そんなにきれいじゃないよ」

「全然いい。寒さしのげれば」

「じゃあ、行こうか」

「おう!」





この時、彼を誘ってしまったのが運の尽きだった。





「ダメだ―!全然繋がんねえ!」

「友達、そんなに危ない所にいるの?」





あれから悠二くんに色々な話を聞いて、私も心配になる。


呪いを祓いに一緒に来た友達。

その2人が行方不明とか、気が気じゃないよね。





「どこに行くって言ってたの?」

「それが分かんなくて、何とか小学校って言ってたんだ」





何それ?


何とか小学校は流石に分からない。

隣町にも小学校はあるし。





「何か嫌な噂がある小学校とか知んない?」

「えー…」





残念なことに全く心当たりがない。





「役にたてなくてごめん」

「いや、苗字には良くして貰って感謝してるよ」





でも心配だよね。

私も気になって仕方がないよ。


 
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