第6章 三ツ谷隆くんに愛されたい②
side.三ツ谷隆
「お前はさ…どうしたい?」
帰り道。
名前の気持ちを聞いてみる。
「…この写真…見た後で…それ聞くの?」
「…だよな…」
母性本能ってやつあるよな。
「俺、責任とるから」
「えっ?」
「俺の子でもあるし」
「…要らない…」
「はっ?」
今、要らないつったか?
大体、お前が逃げなきゃこんな事になってなかっただろ?
「ダメだ。責任は取る」
「いいってば!」
ムキになる名前にカチンときた。
「お前…ちょっと付き合え!」
「えっ?」
俺は名前の腕を掴んでヅカヅカと歩き始めた。
連れてきたのは俺のマンション。
玄関のドアを閉めると同時に、濃厚なキスをする。
「んんっ」
“ちゅっ、くちゅっ、くちゅっ、ちゅっ”
「んんっ…はぁんっ…はぁっ…んんっ」
名前の身体を抱えると、靴を脱がせて寝室に運んだ。