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【好きなキャラ短編集】MAD HEAD【R18】

第6章 三ツ谷隆くんに愛されたい②


 


「名前先輩。デザイナーの三ツ谷さんが来てますよ」

「えっ!?」





驚いて入口を見ると、本当に三ツ谷さんがいた。



マジで?


私の人生終わったかも…


死んだフリとか、通用しないよね。





「どうかしました?」

「ううん。何でもない。ちょっと抜けるね」





私は精一杯の笑顔を取り繕って彼の元に行く。

そして三ツ谷さんの腕を掴むと、ダッシュでその場を去った。





「はぁっ…はぁっ…何でっ…来たんですか?」

「いや、なんつーか。ちゃんとお前と話したくて」

「まさか言い触らしてませんよね!?」

「言わねえよ!つーか、ヤリ逃げされたなんて言えねえわ!」





ぐっ!

やっぱり根に持ってる?





「…その…逃げて…すみませんでした…」

「はぁ…それよりお前、あの後大丈夫だったわけ?」

「えっ?あっ、はい。仕事には間に合いました」

「そうじゃなくて!」





声を荒らげる三ツ谷さんにキョトンとしてしまう。





「中出ししたから。その…アフターピルとか飲んだのかな?って…」





はっ?

今、何て?


 
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