第5章 三ツ谷隆くんに愛されたい①
side.三ツ谷隆
「おい!おい!」
マジかよ。
寝てやがる。
「んんッ…熱い…」
しかもこんな状態で服を脱ぎだそうとする女。
「ああっ!くそっ!」
近場のホテルに女を運ぶ。
幸い今は付き合ってる女はいない。
途中、変な目で見られたけど。
レイプじゃねえから。
道端で脱衣されるより、マシだっただけだから。
部屋に着くと、ベッドに女を降ろした。
「はあ…」
マジで災難なんだけど。
ココのやつ。
今度会ったら愚痴の一つでも聞いて貰わないと気が済まない。
それにしてもこの女…
ゴクリと固唾を飲む。
「熱い…ここがジンジンするのぉ…」
肌蹴たワイシャツ。
スーツのスカートが捲りあがって、ストッキングが厭らしい。
誘ってるとしか思えねえよ。
下半身が否応なしに反応する。
「なあ?何処が苦しいんだ?」
「ここぉ…」
下腹部に手を当てる。
仕方ねえ。
薬を盛られたんじゃ、イかせないと苦しいだけだ。