• テキストサイズ

ぎゅっ。

第36章 みんなの声が聞こえたよ


「ママ……ありがとう……」

「マミっ」  
熱で、苦しい中。マミは。


「みんなの声がね、ハッキリ聞こえたよ……」

「ママが、助けてくれたから……嫌がらせ止まったんだよ。あす……み。ありがとう」


「大事な、みんなの言葉が聞こえてよかった」  

って、微笑み、再び目をつむったマミ。

「マミちゃんは、人の心を温かくする、女の子ですね」

 拓眞は、だからこそ、なおさら。無理解から、マミを苦しめる人たちが許せなかった。

(俺が、守るから。マメちゃん。もう泣かせたりしないんだ)

 拓眞は、決意したのだった。
/ 69ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp