第26章 こどもたちの困っていること。大事なモノ。
○べんりなクロックポジション テーブルにある食べ物の位置などを説明するときには、時計の文字板にたとえて説明するとわかりやすいです。
「2時の方向にコップがありま す」「調味料は9時の位置です」
などと言います。
お皿やお弁当箱の中のものの配置を説明したり、道をたずねられたときに方向を説明するときにも使えます。
たくさんの人が行き交う町には、目の不自由な人にとって役立ついろいろな工夫や仕組みがあります。
○点字ブロック 道にしかれた点字ブロックは目の不自由な人にとってもっとも大切な歩く手がかりです。
点字ブロックには2種類あるのに気がついていますか?
丸い粒状の点が並んでいるものを
「警告ブロック」
といいます。
道の分かれるところや段差、階段などの手前にあり、ここから先には道のようすが変化していることを教えています。
細長い線のような突起が平行に並んでいるものは。
「誘導ブロック」
といいます。
線の方向に道が伸びていることを表します。
○音声信号
交差点で信号機から音が出ているのを聞いたことはありますか?
音声信号の音は信号が青であるということを知らせるだけではなく、音の方向で道路をまっすぐに渡ることができるようになっています。 信号機の下に専用の押しボタンがある場合もあります。
○手すりの点字
階段の手すりに点字の表示がついていることがあります。 駅のホームでは。 「何番線か」「どこ行きの電車が入ってくるか」 など大切な情報が書いてあります。