第26章 こどもたちの困っていること。大事なモノ。
○ せまい場所を通るときは
「ここからせまくなります」
と声をかけて、持ってもらっている腕を背中側に回してください。
誘導されている人は真後ろに入って一列で通ります。
○ 段差があるところでは 小さい段差でも必ず手前で。
「段差があります」 と声をかけて、少しゆっくり歩いてください。
誘導される人は自分の杖で確認をして歩きます。 「歩道に上がります」「一段下がります」
などイメージしやすい言葉だとなお良いです。
○ 階段では 階段の手前で必ず 「上り(下り)階段です」 と声をかけて、上り始めてください。
誘導される人は一段後を上ってきます。
階段では危険ですので途中で立ち止まったり、振り返ったりせず、一定のリズムで上ります。 終わりが近づいたら
「あと3 段で終わります」
というように、声をかけてください。上り終わったら、もう一歩進んで誘導される人が上りきったらいったん立ち止まって
「終わりです」 と言ってください。
○歩いているとき いっしょに歩いているときは、まわりのようすなどを説明してくださるとうれしいです。
目印になる建物や道路のようす、遠くの景色などを聞 きながら歩くのはとても楽しいものです。
説明するときは。
「右にはスカイツリーが見えます」「200mくらい先にレストランが見えてきました」
など方角や距離を説明してください。
○ イスに座るときは。
イスに座るときは座面にものが置かれていないかなどを確認してから、ひと声かけて片手を背もたれに触れてもらいます。
テーブルがある場合はもう片方の手でテーブルに触れてもらいます。腰掛けるときには手助けは必要ありません。
背もたれがない場合は、座席に触れさせ正面がどちらかを説明してください。