• テキストサイズ

ぎゅっ。

第12章 明日からまた二人で、頑張りましょう?


  PM20:00  気づけば結構な時間をファストフード店にて過ごしてた。

『遅くなっちゃったね。家まで送るよ』


『近いので、大丈夫ですから!』


『女の子をさ。一人で帰すなんて男として無しでしょ!』

『はぁ……』  

って押しきられ。  


ファストフード店から10分位の、マンションまで送ってもらい。



『俺んち、こっから15分位の。ファストフード店の少し先の所だから。俺たち、近場に住んでいたんだね! じゃ、またね!』

(また……?)

『……ありがとうございました』


 手をヒラヒラと振って、爽やかに、再びファストフード店の方向へ去って行った拓眞。


 そして。ハンバーガーセットの代金を払ってもらったままなのを思い出したマミ。


 -ガチャ-

「ただいま……」

「お帰りマミ。珍しいわね。貴女が一人。外で食べて帰ってくるなんて」  


リビングに入ると、そう声を掛けて来たのは。マミに面差しの良く似た母のナミ。  


母と二人暮らしのマミ。心配させないよう。ショートメールで。
/ 69ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp