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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達



御「おはよう。3人とも今日は挨拶はいいよ。毎日任務もある中、絢蘭と無一郎の世話をよくやってくれているね。ありがとう。記憶の事は今はどうする事もできない。だけど2人とも確実に心身ともに成長しているよ。」

実「勿体無きお言葉です。俺はあの時救えなかった分を、今時間が許す限り2人のためにできる事をしているだけです。」

御「実弥。あの時の事で自身を責めすぎてはいけないよ。私の読みが甘かったせいでもある。実弥は無一郎に目的を与えて、ほぼ毎日稽古をつけてくれているね。しのぶは蝶屋敷での仕事も忙しい中特に絢蘭の心に寄り添いながら教育してくれているね。少しずつだけど絢蘭の閉ざされた心や感情も見せてくれるようになってきた。義勇もいつも2人傍にいてくれてるから、常に安心できるようだよ。他の柱の皆とも上手く付き合えている様だし。3人には感謝しているよ。」

し「身に余る思いでございます。お館様。一つお伺いしても、もよろしいでしょうか?」

御「もちろんだよ。絢蘭と無一郎の事だね。」

し「はい。2日ほど前から絢蘭ちゃんの姿を見ておらず、不死川さんも同じく無一郎君の姿を見ていないと聞きました。お館様のお屋敷にいると思いこちらを訪ねました所、冨岡さんから2人はここにいないと聞きました。お館様なら何かご存じかでしたら教えていただけませんでしょうか?」

御「そうだね。皆が心配するのもよく分かるよ。絢蘭と無一郎は君達に伝えたかどうか忘れていたからね。結論からいうと、2人は最終選別に向かったよ。」

3「「「!!」」」

御「驚くのもわかるよ。私も当日の朝に当人達から聞いたからな。まぁそろそろ行ってもいい頃合いだと思ってたけど。2人ともやる気に満ちた真剣な顔をしていたし、選別の事も理解出来ていたから私も送り出したんだ。と言っても少々準備不足で笑ってしまったけど。木刀で選別に行こうとしていたからね。私が管理していた日輪刀を貸して烏に道案内させたし無事に藤襲山に到着したから大丈夫だよ。」

実「まさか最終選別にもう向かっちまったとわなァ。せめてあと2週間は先だと思って日輪刀の事はまだ話してなかったんだよな。いくら飲み込みが早ぇとはいえ1週間も経たねぇで行くとは。逆にあいつ等らしいつうか。」

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