万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第17章 9. 同じ志持つ者達
絢蘭サイド
最終選別4日目。
ようやく折り返しを迎えた。
むいにも疲労が見え始め私自身も慣れない環境で、若干疲れが見え始めているかも。
と泣き言を言ってもまだ3日残っているから頑張らきゃ!
気合を入れていつも通り襲われている人がいないか、能力を使って探知していく。
今の所襲われている人はいないけど、鬼が5~6体ほど真っ直ぐこっちに向かってくる。
思っていたんだけど鬼ってこんなに人に向かってくるものなの?
確か実弥にいが鬼は基本群れないっていってたのになぁ?
初日に負荷でを負った女の子に向かって鬼が言ってた、”稀血”が関係あるのかな?
なんだっけ?
よく覚えてないけど鬼にとっては好都合何だっけ?
忘れちゃってよく覚えてないや。
てか考えながら走ってたら6体の鬼囲まれてたし!
むいに言われるまで気づかなかった。
考えながら同時に何かすることが苦手みたいだね私。
気をつけなきゃ。
って思ってんのに鬼共がさっきからごちゃごちゃうるさいんだけど。
【これは当たりだぞ。】
【血を垂らしていないのに、もう旨そうな匂いがしやがる。】
【これは稀血の中でもかなり希少だなぁ。血を流してねぇのにこんなに旨そうな匂いがするなんて聞いた事ねぇしな。】
【百や二百どころじゃねぇ。下手すれば千人喰ったと同じぐらいの栄養を得られるかもしれねぇ。】
【そんな貴重な餌、俺様が頂くぜ。】
【何を補材ている。俺が頂くんだ。邪魔すんじゃねぇぞ。】
あっ!
思い出した!
稀血を持つ人間は鬼とって御馳走で、1人喰えば100人程栄養を得られて、鬼としても早く強くなれるんだっけ。
ていうか私、稀血じゃないし。
多分。
まぁ今私が稀血かどうかどうでもいいし。
目の前の鬼をどうにかしなきゃ!
6体同時は記録更新。(絶賛毎日更新中!)
多分ていうか絶対私のせいで鬼が集まってきているみたいだし、むいには無理させたくないなぁ。
『君達毎回毎回私の事稀血って呼ぶけど、私稀血じゃないし。そうやって群れてくるんならさぁ、もっと頭使って襲いに来てくれない。個々が弱いし、連携もないし。てか鬼は群れないんじゃないの?稀血って言う共通目的があるなら、少しぐらい頭使わなきゃすぐ殺されちゃうよ?まぁ私達にならどう仕掛けたって無駄だけど。』
イライラしすぎてアドバイスしちゃったよ。