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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第17章 9. 同じ志持つ者達



実「ははっ。確かになァ。あいつ非鳴嶼さんの岩の呼吸を上手く
出せねぇって不貞腐れたな。初めてにしては充分技出せてんのに。」

し「頬を含まらせて同じ威力が出ないって、拗ねていて本当に可愛らしかったです。甘露寺さんや宇随さんの独特な呼吸を使いこなせるだけでも凄すぎるのに、本人は全く気に入らないみたいで。そういう所ストイックというか頑固と言うか、少しずつ色んな表情を見せてくれるようになってくれて嬉しいですね。」


思いのほか不死川さんと話が盛り上がって、いつ間にかお館様のお屋敷に到着していました。
お庭の方に移動すると一人すでに到着していたようです。


し「あら。冨岡さんおはようございます。今日もいらしていたのですね。」

義「ああ。」


相変わらず無口と言うか、言葉足らずの人です。
あまり絢蘭ちゃんや無一郎君と手合わせはしないのに、ほぼ毎日いらっしゃるのですよ。
多分と言うか絶対絢蘭ちゃんに懐かれ、冨岡さん自身も不器用なりに彼女を可愛がっていますからね。


し「そういえば冨岡さん。絢蘭と無一郎君を見ませんでしたか?私も不死川さんもここ2日ほど2人の姿をみていなくて。どうせ朝から昨日もいらっしゃったんでしょ?」

義「…ここにはもういない。」

実「あ゛ぁ?冨岡ァ一体どういうこったぁ?もういないってどういう事かちゃんと説明しろや。」


また始まってしまいました。
はぁ。
この二人は顔を合わせれ衝突してばかりです。
ほぼ不死川さんが一方的につっかかっているだけですが。
大体非鳴嶼さんが仲に入って下さるのですが…。

2人を止めに入ろうとした時、ご息女の声が響きました。


ひ.に「「お館様のお成りです。」」


突然のお館様のご登壇に驚きは隠せませんが、そのおかげで不死川さんと冨岡さんの諍いが収まりました。
お館様がいらっしゃるという事は、間違いなく絢蘭ちゃん達の事に関してでしょう。
2人の居場所をご存じなのでしょうか?

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