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【NARUTO】月影の恋人(R18)

第4章 * 結ばれた二人



「や、あのときはでも違うでしょ。
恋人でもないから直視もできなかったし。
そもそも、そんな雰囲気でもなかったし」

「ふふ、確かに……」

ふに、とカカシがわたしの胸に触れる。

「結、きれい……」

感触を楽しむように触れながら、カカシがわたしの胸の傷跡に口付ける。
それは官能的とはほど遠い口付けで。
慈しむような、まるで手当てでもするような口付けで……。
カカシはあの夜のことを思い出してくれているのかもしれなかった。
カカシの優しさを改めて知ったわたしは、その銀色の頭をそっと抱きしめた。

「カカシ、大好き……」

こぼれ落ちるみたいな告白だった。

カカシは顔を上げると、目を細めて笑って「オレも……」と言って、キスしてくれた。
そのまま舌を絡めながら、胸の敏感な場所をカカシの指が意思を持って触れてくる。

「んっぁ、ん……っ…っ」

指の腹で何度も撫でられると、唇の間から声が漏れ、腰が動いてしまう。

「結、敏感だね。
可愛い……」

離れた唇、おでこを重ねて嬉しそうに言われて、すごく恥ずかしい。
わたしは顔を腕で隠すと、小さく呟いた。

「カカシ、やからやよ?
キスも、触られんのも、気持ち良すぎて、も、おかしなりそう……」

「……っ、も、結のバカ。
煽りすぎ」

はぁ、となにかを逃すように、カカシが息を吐く。
顔を隠してた腕を掴まれ布団に押しつけられると、荒々しくキスされる。

胸を揉まれ、先をきゅ、と摘まれ強い刺激に出た声も、キスに飲み込まれる。

「結の声、もっと聞きたい。
もっと、おかしくなって……」

はぁ、はぁ、と荒くなった息。
欲情したカカシの双眸に見つめらると、下腹がきゅう、と疼いた。

胸元まで降りてきたカカシの顔が、わたしの胸先を捉える。

「ん、はぁ。……あっ…っん……っ」

次々に襲う快感に、わたしはただカカシの頭を抱いてすがるしかできない。
ちゅう、ちゅ、と聞こえる淫らな音に、捏ねられる指の感触に、声が抑えられなくなっていく。
太ももをいやらしく撫でられ、自然に足が開いてしまう。
しばらく内腿を撫でていた手が不意にクチリ、という水音と共に、下着越しにわたしの中心に触れる。

「あ、すご……」

胸から顔を上げたカカシが、わたしの顔を見る。

「もう、すごい濡れてる……」
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