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【NARUTO】月影の恋人(R18)

第4章 * 結ばれた二人



「カカシ!!」

店の入り口にちょうど入ってきたカカシに駆け寄る。

あれ?なんか、いつもより顔色が悪い……?

「夕月……」

目があった瞬間カカシの体が傾いた。
その体を慌てて受け止めるが、支えきれず土間に2人で倒れ込んでしまう。

「カカシ!?
大丈夫??カカシ!!」

カカシの体、すごく熱い……

近くにいた人に手伝ってもらい、すぐに空いている部屋へと運び込む。
花街に常駐する医者に診てもらうと、過労と睡眠不足という診断だった。
2、3日も寝て、栄養をしっかり取れば治るそうだ。
医者は点滴をして帰っていった。

 
 事態を知った親父さまが、木の葉の里に連絡をしてくれて迎えがくることになった。
しばらく待っていると、髪を後ろで1つに束ねた男の子が、そわそわと落ち着かない様子で部屋に入ってきた。

「綱手さま……、先代火影の指示で来ました。
体調が回復するまで、3日間ほど6代目をここで療養させていただけませんか?
代金と、あと、この手紙を6代目に渡してください。
金が足りなければ、後でお送りします」

重そうな皮袋と、4つに乱雑に折られた手紙を渡される。

「あ、はい。
わかり、ました……」

男の子は、「じゃあ宜しくお願いします」とだけ言うと、そそくさと部屋から出ていってしまった。

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