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I Hate You…【呪術廻戦】

第7章 過去。


五条「愛。愛ってば〜、こんなとこで寝ちゃったらダメだよ〜??。」

悟さんの声がしてわたしは目を開けると、目の前に悟さんの顔があって飛び起きた。

愛「わっ!!!。ちょ、、ちょっと近いですよ!。」

五条「ごめん、ごめん。だって、何回も声かけたの起きないからさ、息してるか確かめようと思って!。」

この人はいつもそうだ。距離感がおかしい…………。
それにしても嫌な夢みたな……。

あの日、わたしは悟さんに助けてもらった。
けれど、助かった代償を払うことになった………………。


呪詛師を名乗る男と戦った悟さんは一瞬で勝ってしまった。ただ、気を失っていると思っていた男はわたしに向かってなにか赤黒いモノを命中させると、その瞬間に激しい痛みが背中をつきぬけた。

五条「!?。」

愛「い、、、いたい、、、。痛い、、、。ウッ、、、。」

男「それは一生あなたの体に残り続けますよ。そして、あなたの体をじっくりと蝕んでゆく。せいぜい苦しみながら生きてくださいよ。クックッ、ハハハハハッッッッッ……グアッッッッッ!!。」

五条「お前、ほんとにムカつく奴だね。このまま、僕が消してあげてもいいんだよ。」

男「ハァハァハァ……ウッ……。あ、あなたに消されなくても自分の身くらい自分で消せますよ。クックック。」

男がそう言うと男の体が黒いドロドロしたもので覆われ、男は跡形もなく消えてしまった。

五条「逃げたな。大丈夫?背中、ちょっと見せてね。」

目隠しをしてる男がそう言うとわたしの服を脱がし、背中をみる。

五条「…………。ひどいな……。」

愛「わ、、、わたし、、、死ぬ、、の?。」

五条「いや、死にはしないよ。ただ………………。」

黙ったままわたしの背中を見つめる男をみて、自分の身が危険な状態なのが理解できた。
せっかく死なないと思ったのに……。生きたいって思えたのに。
痛みと絶望とで目から涙が溢れて止まらなかった。








愛「ヒック、、、ヒック、、。ウッ、、ウッ、ヒック、、やだ、、、、死に、、たくない。」







五条「大丈夫だよ。死なせたりするもんか。」
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