第10章 砕けた絆。【♡】
愛「きゃっ!!。」
悟さんはわたしをうつ伏せにさせて、
腰を持ち上げる。悟さんにお尻をつきだす体勢になっていて、恥ずかしくて、ジタバタと体を動かして体勢を変えようとしてみても悟さんはそれを許してはくれなかった。
五条「もう手加減しないからね。泣いても、喚いても……いまから僕は愛を犯す。」
地を這うような声が響く。
その声から嘘を言っているんじゃないと伝わり、だんだんと震えが止まらなくなる。
恐怖で固まるわたしと裏腹に悟さんがわたしの下着に手をかけた。
愛「だ!だめ!!。やだやだやだ!!。」
泣いているわたしを無視して、悟さんはわたしの下着を手早くとり、床に放り投げた。
わたしが暴れようとすれば、頭をベットに強く押さえつけられる。圧倒的な力の差でわたしは泣くことしかできなくなった。
すると、布が擦れ合うようなそんな微かな音が耳に入ってくる。頭が押さえつけられているせいで、自分で後ろで悟さんがなにをしているのか分からない。
そして、暫くするとお尻にナニかが押し付けられた。そのナニかが分かって、わたしは身体中の力を振り絞って、最後の抵抗をした。
愛「いや!いやなの!!お願い…そ、それだけはやめて!!。悟さん!やめて!お願い、やだ!!やなの!!。」
泣いても。喚いても。暴れても。お願いをしても。
悟さんからはなんの返答もなかった。
返答がないかわりに、腰を掴む悟さんの手に力がこもる。
五条「……………もう、黙って諦めなよ。何を言われようともやめない。絶対にやめないからね。愛……本番はここからだよ。」
悟さんのモノが、まだ何も知らない入口に触れる。
愛「あ…あ………や、やだよ……い、いや。やめ…て。」
涙が止まらない。
いまから始まる地獄の時間に恐怖するしかできない。
五条「入れるよ。」
愛「え?……あ、や、やだ。」
グチュ。
愛「痛い!痛いの!!やだ!やめてぇッッッ!!!。」
五条「ハァ……愛…一気に入れるからね。」
パチュンッ!
愛「いやぁぁ!!!。」
心のなかでなにかが砕けた音がした。
わたしたちはもう……戻れない。