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I Hate You…【呪術廻戦】

第5章 真実。


愛「お、、お父さん?、、、。これなんなの?。」
わたしが座っている椅子を取り囲むように変な陣が描かれていた。
今の状況が理解できないわたしはただ、縋る思いで両親に問いかけるしかできなかった。

父「昔からお前が気味悪くて仕方なかったよ。」
母「ほんとそうよ。なにもないとこ見ては、あれはなに?なんで見えないの?なんて意味わかんないことばっかり言って…。ずっと気持ち悪い思いしかさせられなかったんだから。」



そう吐き捨てた両親がジロリと不快な目で睨む。

あぁ……。わたしはこの目を知ってる。小さかった頃に周りから向けられ続けてきた冷ややかな目だ……。そんな目で見ないでよ。
ずっと…。ずっと普通な女の子でいれるように頑張ってきたのに。
お父さんとお母さんに愛してもらえるように…。

父「これでやっとコイツから解放されるよ。では、先生、お願いしますね。僕達はコイツを消してもらえればそれでいいので。」

男「わかりました。では、始めさせていただきますよ。愛さん、申し訳ありませんね。わたしは呪詛師という者で、ご両親からあなたを消してもらえるように依頼されましてね。」

愛「お父さん!お母さん!。わたし、、、、。わたし、、!」


父「もう、うんざりなんだよ。はやく消えてくれ。」


やっぱり愛してもらえないんだ。わたしは、普通じゃかいから…。
馬鹿だな、わたしは……。
楽しそうにわたしの誕生日を祝ってくれたのも、両親がわたしに向けてくれたあの笑顔も……………。



全部うそだったんだよ。



愛「出来れば楽に……。苦しまずに死なせてください……。」

男「はい。喜んで。あ、なにか最期に言い残したいことはないですか?。なにかあれば聞くだけは聞きますよ。」

男が笑顔できいてきたことをボンヤリと考えた。
あぁそうだ……1つだけあった……。
わたしの最期に言い残したいことは……。


愛「愛されたかった……。」

男「残念でしたね。では、さようなら。愛さん。」



床に描かれていたわたしを取り囲んでいた円形の陣がひかり出した。
なにも思い残すことなんてない。わたしにはなにも無い。


わたしは静かに目を閉じた。















五条「へ〜。なんだかおもしろいことしてるね。僕も混ぜてよ。」
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