第9章 新しい日々。【♡】
机にあった手鏡でみてみると、悟さんが顔を寄せていた場所に赤い印が幾つもあった。
五条「どう?しっかり付いてるでしょ♡。」
愛「これで緊張しなくなりますか??…。」
五条「大丈夫!大丈夫!。あとね、それ、とうぶんの間は消えたりしないからね♡♡。絆創膏とかで隠すのもダメだよ?効果が消えちゃって、意味がなくなっちゃうから。」
愛「わ、、わかりました!。悟さん、オマジナイの印つけてくれて、ありがとうござます!!。」
これで緊張しなくなる!
明日の登校初日は頑張れるぞ!!
それにしても……悟さんのオマジナイの印の付け方ってあんなエッチな感じなんだなぁ……。
オマジナイの印つけるときの悟さんの顔が、あまりにも色気がありすぎて、わたしには刺激がすごく強かった。
耳元のすぐそばで悟さんの息遣いが聞こえて、頭が爆発しちゃいそうなくらいだったな……。
悟「愛、明日は頑張ってね♡♡♡。」
愛「はい!頑張ります!。」
翌日、わたしは教壇の前で自己紹介をしたけど、オマジナイの力を弱くしてしまったと思うくらいに散々だった………。
(自分の人見知り具合にすごく嫌気がさしちゃったな…。)
なんてことを考えてたら、野薔薇ちゃんがやってきた。
野薔薇「ねぇ、ねぇ、あんたの自己紹介、すっごくタジタジだったね。見ててついつい笑っちゃったわよ。」
愛「うぇ〜ん!野薔薇ちゃ〜ん、それ言わないでよ~。すっごく恥ずかしかったし、悟さんに付けてもらったオマジナイの印の力、ダメにしちゃったんだからーーッッッ。」
野薔薇「オマジナイの印?。なにそれ?。どこに付けてもらったのよ。」
愛「首に付いてるの!これこれ!。」
制服の首元にある襟のチャックを下ろして、野薔薇ちゃんにオマジナイの印を見てもらった。
印をみた、野薔薇ちゃんは大きなため息をついた。
あれ?ため息??野薔薇ちゃん、どしたんだろ?。
野薔薇「はぁ〜〜〜〜、愛。これオマジナイの印なんかじゃない。キスマークってやつよ。」
愛「きす、、まーく、、、???。」
野薔薇「キスマークも知らないの!?。あんた、初すぎない??。キスマークってのはね、彼女とか彼氏、つまり好きな相手につけるモンなのよ。」