第9章 新しい日々。【♡】
湯船からあがって、パジャマに着替えてからリビングに行くと、長くて大きなソファーに悟さんが座っていた。
黒いタンクトップに灰色のスウェット。
いつもの黒い服じゃない悟さんが新鮮だった。
悟 「愛。こっちおいで?。」
悟さんの方へトコトコ歩いていくと、
悟さんがわたしの腰へと腕を絡める。
いつも髪の毛をおろしていない悟さんばっかりだったから、改めて髪の毛がおりてる悟さんを見るとそれでさえ、ドキドキしちゃう…。
悟「罰ゲーム。なんだと思う?。」
愛「……わかんないです。」
悟「初な愛にはちょっと難しいかもね。それに……大人向けの罰ゲームだからね♡♡♡。」
愛「大人…向け?……。」
悟「そうだよ♡。じゃ、とりあえず、僕の隣に座ってね♡。」
言われた通りに悟さんの隣へと座る。
悟「愛さ、明日から学校でしょ?。やっぱり緊張しちゃったりする??。」
愛「緊張は…してます。だから、緊張しないようなオマジナイがないか調べてたんですよ!。自己紹介とかで、噛んじゃったりしたくないから……そしたら、手のひらに人って書いてパクって食べると、緊張しないって書いてあったんです!!。」
人と話すことに慣れてないから、高専に入学が決まったときから、ずっとずっと調べ続けてきたオマジナイ。
効くかはわかんないけど、
やらないよりかはやってみる!!!
悟さん。きっと、わたしが緊張してるの
分かってたからこんなこと聞いてくれるんだろうな……相変わらず、優しいお兄ちゃんで泣きそう……。
悟「僕のオマジナイで、絶対に緊張しないのがあるんだけどさ。それ、試してみる??。」
愛「え!絶対ですか!?。」
悟「ぜーーーったい!緊張しない!。」
そんなオマジナイがあるんだッッッ!!!!!
やりたい!したい!!
悟さん、やっぱり凄いッッッ!!!!
愛「悟さん!そのオマジナイ、教えてください!。わたしにもできる様なオマジナイですか?。」
悟「いいよ、教えてあげるよ♡。
でも。このオマジナイはね。僕が愛にしてあげないと効き目がないんだよね~~。」
愛「自分で出来ないオマジナイってこと?。」
悟「そ!正解♡。」