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I Hate You…【呪術廻戦】

第8章 君と僕。


愛「あ、、、れ。わたし、、、確か、、、家族と一緒にいて、、、それから、、、、。」

愛は記憶が途切れ途切れなのか、
頭をさすりながら困惑しているようだった。
すると、愛は思い出したかのように
スッと背中に手を回した。
背中に痛みが走ったのか、ビクッとなると
表情が歪んだ。

五条「ダメだよ。まだ、傷は
治りきってないんだから。」

ヨシヨシと頭を撫でてあげた。
愛の髪の毛は、
サラサラとしていて肩くらいの長さで
その髪の毛の隙間から白い首筋が見えた。

ゴクリと喉が鳴りそうになった。
今すぐその白い首筋に顔を埋めて、
自分のモノだって印を付けたい…………。
そんな黒い感情を持っているとも知らずに
愛は僕を見つめていた。


愛「あんなに痛かったはずなのに、、、
わたし、、、死ななかったんだ。」

五条「すぐ君をここに運んで、
手当してもらったんだよ。
幸い命は助かったけど、、、ただ、、、背中に、、、、。呪いの跡が残っちゃったんだけどね、、、。」

彼女のショックをうけた顔をずっとは
見てられなくて思わず、床に目をやった。


(なんて言えばいいんだろ?。)


僕はあまり人に対して、思いやりの行動が
うまく出来ない。
僕は強いけど、目の前にいる好きな子に
何一つ、気の利いた言葉も慰めの言葉も
見つからないでいる。

そんな僕に彼女はある頼みをしてきた。
背中がみたい。
その頼みをスっと聞いてあげることが
難しかった。
女の子だから、尚更、見ることを
承諾しずらかったんだ。

五条「僕は見るのはおすすめしないよ。」

愛「、、、。はい。でも。それでも、、、、自分の体だからこそ見たいんです。」

まっすぐに僕をみつめる目。
覚悟を決めたような顔。

そんな目で頼まれたら、
言うこと聞くしかないよね。
好きな子の頼みはなんだって
聞いてあげたくなっちゃう。
僕も甘いからね……。この子にだけは。

ため息をだして、
ベッドの傍にあった姿見を
愛の前に出してきてあげた。

愛はゆっくりと服を脱ぎ始める。
目線は背けた。一応ね……。
黒いレースがついたブラが見えたのは
黙ってよ〜っと…。

愛は自分の背中にある痣をみると、
パッと鏡から目を背けた。
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