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I Hate You…【呪術廻戦】

第8章 君と僕。


さて!そうと決まれば、この子を高専に
連れていかなくっちゃね♡♡♡。
上の連中には、
適当なことでも言っておけば大丈夫だろ。
この子をなにがなんでも、
僕の傍においておきたいからね…。

彼女に話しかけようと、
床に伸びてる男に背を向けた時だった……。

アイツはなにかを彼女に向けて放った。
呪霊の一種なのか、嫌な雰囲気をまとっている光の玉だった。僕が盾になろうとしたときには、もう遅かった。

愛「い、、、いたい、、、。
痛い、、、。ウッ、、、。」

男「それは一生あなたの体に残り続けますよ。
そして、あなたの体をじっくりと蝕んでゆく。
せいぜい苦しみながら生きてくださいよ。
クックッ、ハハハハハッッッッッ……グアッッッッッ!!。」


男の勝ち誇った笑い声と彼女が痛さで苦しんでいる姿を見た瞬間、
僕のなかでなにかがプツンと音を出して切れた。
気付いたら、僕は男を踏みつけ、まるで汚物をみるような眼差しと消えることがない殺意を男にむけていた。

五条「お前、ほんとにムカつく奴だね。
このまま、僕が消してあげてもいいんだよ。」

男「ハァハァハァ……ウッ……。
あ、あなたに消されなくても、
自分の身くらい自分で消せますよ。クックック。」

ニヤリと気味が悪い笑みをうかべた男に違和感をおぼえると、足元からドロドロとした液体が溢れ、男の体が覆われていく。

(これはコイツの術式か?……。やっかいな術式を幾つも持ってるんだな、ほんとに心底ムカつく奴だね。)

五条「逃げたな。」

瞬く間に男が消え、周りから呪霊と呪力、
そして男の気配が無くなったのを感じてから
痛さで床に倒れ、苦しんでいるあの子に駆け寄った。

五条「大丈夫?。背中、ちょっと見せてね。」

来ている服をゆっくりとめくると、目の前に広がったのは痛々しい赤黒い、まるで蛇がとぐろを巻いたような痣だった。

五条「…………。ひどいな……。」

自分のミスと男に対してのイラつきから
自分の表情が歪んでいくのが分かった。

愛「わ、、、わたし、、、死ぬ、、の?。」

彼女が消えてしまいそうな声で僕を見つめながら、
そうポツリと呟いた。
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