第2章 愛息子の誕生日
そろそろ、
ケーキ取りに行かないと
いけない時間だな
「千菜、ケーキ取りに行こうか?」
『えっ!行ってくれるの?』
「行くよ
亮葉、千菜と遊びたいみたいだし」
『いつもは、亮太と遊びたそうなのに笑』
「いや体力が無い、歳かな……」
『違うと思うよ、
君は中学生の頃から体力無かったよw』
「その分運動神経いいから」
『それは否定せん』
「ママーあそぼー」
『はーい今行くね』
「じゃ、俺行ってくるわ」
『お願いしまーす』
懐かしいな
中学生の頃に初めて亮太に出会ったんだよなぁ
私の幼なじみの夕飛((ユウヒ)←ダンシデス
と私と亮太の3人でずっと一緒にいたよな
でも3人とも何もかもがバラバラ
クラスや委員会、クラブ、家の位置
性格も全然違った
でも唯一、
一緒な事は読書が趣味だってこと
3人とも毎日のように図書室に通ってたし
3人とも制服のポケットには本が必ず入ってた
それくらいしか共通点はないのに
ずっと一緒にいたなぁ
現在、
亮太と私は結婚して子供ができた
夕飛も結婚したし子供がいる
けれど
今でも連絡を取り合うくらい仲良しである
ちなみに、
夕飛の子供と亮葉はとても仲がいい
幼なじみと言っても
過言ではないんじゃないかな?