第2章 愛息子の誕生日
ᴸᴵᴺᴱ
[今、帰りのバス乗ったから家に着くの9時ぐらい]
[了解、気をつけて]
[ありがとう]
……………………………
もう少しで家に着く
亮太と亮葉に会うの2日ぶりだから楽しみ
今日は土曜日だから亮葉起きてるかな
明日は亮葉の誕生日だから
亮葉の好きなグラタン作ろっと
亮太に材料は伝えてるから
買ってくれてると思うし
プシュー
あれ気付かないうちに私の降りるバス停だ
早く降りなければ
『ありがとうございましたー』
あとは歩いて家まで帰ろうっと
キャリーケース重い
あれ!?なんかキャリーケース軽くなった?
うん、明らかに軽くなった
えっ後ろ見るのなんか怖い
とりあえず歩くのやめて止まろ
ピタ
「うわっママ急に止まらないで」
この声は…
『亮葉!!』
亮葉が押してくれてたから軽かったんだ
「お疲れだな千菜」
『亮太まで』
亮葉が居るんだったら亮太もいるか
「亮葉が迎えに行きたいって言うから」
「ママー会いたかったよ」
『ママも会いたかった
迎えに来てくれてありがとう』ギュー
あったかい、安らぐ〜
「抱き合うの家でしてもらえる?」
『はい…』
「ママ、手繋ご?」
『手繋ぎたいんだけど、
ママキャリーケースとカバン持ってるから』
「俺が持つ」
『えっあーいや悪いよ』
「大丈夫だよ、こんぐらい」
「そうだよ、パパは力持ちだから大丈夫!!」
『じゃあお願いします』
「おう」
……………………………
我が家が見えてきた!
『「「ただいま」」』
クンクン
うん、大好きな匂いだ
落ち着く
今日はゆっくり寝ること後出来そう
なんか、忘れてる事があったような
まっ、眠いし明日考えることとしよう