第2章 愛息子の誕生日
その日の夜10時
プルルル
電話なってる
『もしもし』
「もしもし千菜?」
『うん私だよ』
「電話して大丈夫だった?」
『うん大丈夫だよ、亮葉は寝た?』
「寝たよ」
『寝かすの大変だったでしょ』
「そうでもないよ」
『慣れてるね』
「そりゃあ5年あの子の父親してますから
千菜は?寝れるの?」
『うん、あとは寝るだけ』
「そっか急に電話してごめん」
『いいよいいよ、
私も亮太に電話しようと思ってたから』
「それは嬉しいな」
『だって、朝のこと亮太と話したくて』
「亮葉との会話?」
『うん』
「まさか、欲しいものが兄弟だったとはな」
『考えもしなかったね』
「うん、聞いてびっくりした」
『ほんとに』
「なぁ千菜、可愛い俺らの息子からの願いだし
そろそろ、2人目つくる?」
『急に、イケボで言うのやめて///』
「どうする?」
そんなん答えは決まってる
『私は2人目欲しいなって思ってるよ』
「じゃあ決まりだな」
『えっ!?』
「帰ってくるの楽しみにしてる、おやすみ」
『あっうんおやすみ』
プツ
あっ電話切れちゃった
いや、ちょっと待って
私、今何かを宣言されたような…
/////←ホソク思い出して照れてる
考えんのやめよ
私は寝るつもりだったんだから寝よ
『おやすみなさい
って誰もいないか』
隣に誰もいないのは寂しいな