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陽だまりの先へ【鬼滅の刃/音夢💎】R指定有

第22章 今の上官は風柱様です!※




「…さぁて?まずは謝罪をしてもらいましょうか?カナヲを不埒な鬼の任務に就かせようとしたこと、ほの花さんを巻き込んだこと、それに付随する今回の宇髄さん達のゴタゴタを引き起こしたきっかけを作ったことに対して。」


胡蝶に隣の部屋に連れてこられると扉を閉めるや否や、鋭い視線と共に辛辣な言葉を投げつけられた。
しかし、その内容は身に覚えのあることばかりなので肩を竦ませると、すぐに謝罪をする。


「それに関しては本当に悪かった。情報収集しても男の俺じゃァちっとも尻尾が掴めねェから、協力してもらったが、よく考えたら女装でもなんでもすれば良かったと反省してる。」

「…本当に困りますよ。柱がそんなんでどうするんですか。ほの花さんだったから助かったものを…カナヲなら死んでいた可能性もあります。他の柱の継子を借りた上に死なせたなんて重罪ですよ。よく宇髄さんも許したものです。」


次から次へと出てくる俺への口撃に返す言葉もない。内容に関しても胡蝶が正しいし、責められても仕方ないことをしたと思っている。
直接的な被害があったわけでない胡蝶ですら此処まで怒っているのだ。宇髄からは本来ならもっとボコボコにされてもいいくらいのことをしたと思っているが、この件に関しては一発殴られてチャラにすると言ってくれているので自分から蒸し返すようなことはできないし、感謝している。


「宇髄にもほの花にも感謝してるし、申し訳ねェとも思ってる。」

「…だったら何故関係を悪化させるようなことをするんです?信じられません。」

「関係を悪化?何のことだァ。」

「とぼけないで下さい!宇髄さんの家に荷物を取りに行ったんだとか?そんなことしたら余計悪化するじゃないですか!余計なことを…。」


胡蝶の言葉を聞いて漸く腑に落ちた。
コイツがいま一番怒っている理由はこれか。
確かに何も聞かされていなければ、俺のしたことは関係を悪化させるだけだろう。

いや、実際には悪化してるのかもしれないが、あくまでそれは一時的の話。

俺はコイツらの仲を取り持つ手伝いをすることで今回の一連の出来事の責任を取るつもりなのだから仲違いさせようだなんて微塵も思っていない。

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