第21章 桜舞う、君との約束※
自ら抱いてくれって言ってきただけのことはあって、いつもより派手に濡らして、より感じやすいほの花の蜜路はキツいけど、挿抜はしやすい。
その分、己の肉棒への刺激も強くて、ぬるぬるの蜜が絡んで俺を快楽へと誘う。
何度も果てるほの花の蜜路の締め付けは正直いつ暴発してもおかしくないほど。それでも今日は、今日だけは俺が先に根を上げることは許されない。
縋り付くように「抱いて」と言ってきたほの花は何かに怯え、怖がり、俺に助けを求めてきたのだから。
約束したから"言えない"と悲しそうに言うほの花に無理やり聞き出すこともできないし、聞き出そうとも思えない。
此処まで憔悴していて裏切るなんてことはないし、そもそもほの花はそんなことできるような人間じゃない。
つらくて
苦しくて
そんな時に俺を頼ってくれたことがたまらなく嬉しい。
だったら頼ってくれた分、受け止めて愛してやるのが男ってもんだ。
「っ、ほの花、愛してる…っ、」
「う、ずいさ、ぁ、…!ひ、ぅ、っ、あああっ!!」
再び気をやるほの花が膣肉を締め付けてくるが何とか耐えて、腰を打ち続けると喘ぎがだんだんと小さくなってきていた。
そろそろ意識を飛ばしそうなのだろう。
「…お前の責任は、っ、俺の責任だからよ…。」
「…え…?」
「心配しなくても…お前となら俺も一緒に地獄に落ちてやるよ。」
そうだ。簡単なことだろ。
お前が気にすることは何一つない。絶対に見捨てることなどしない。
「…ふ、ぇ…、っ、うずい、さ…すき…っ。」
「俺も。…だから安心しろ。お前は一人じゃねぇよ。」
「う、ん…。」
首に抱きついてきたほの花を抱きしめたまま最奥めがけて突き上げ続けると、次第に彼女の体が弛緩して寝息が聞こえてきた。
それを確認すると、ホッとして、今度は自分の絶頂のために挿抜し、ほの花の腹部に白い欲望を解き放った。
肩で息をしていると、ふと陽の光が部屋の中に降り注いでいることに気付く。
外はすっかり明るくなっていて、障子入り込んだ陽の光が愛液やら精液やらでぐちゃぐちゃになったほの花の体を優しく照らしていた。