第19章 まだ見ぬ先も君といたい。【其の弍】※
乳房に指が食い込み、形が変わると同時に頂を捏ねられ
蜜壷には大きな屹立を咥え込んで小刻みに動かされていると言うのに前から手が差し入れられると蜜芽までもが擦られる。
それは痛かったのが嘘のように身体が痙攣していくほどの快感を募らせていく。
「もう大丈夫」と言ったのは嘘ではないし、トロトロになった蜜が奥にまで届いて挿抜が楽になっているのは間違いない。
それが宇髄さんにも分かっているようで耳元で「もう少し挿れるぞ」と囁かれるとその声ですら快感に感じてしまう私は完全に彼の手に堕ちている。
──ズブッ
「んぁあッッッッ!はぁ、……ん。」
「…ん、さっきより善さそうだな?動くぞ?」
「う、……んッ…!」
あまりの質量に生娘に戻ったかのような感覚は先ほどだけで、既に気持ち良くて漏れ出る声はいつもの彼との情交のときのもの。
自分からこんな甘ったるい声が出るなんて最初は気持ち悪くて、はしたないと思っていた。
でも、回数を重ねる毎に宇髄さんが「ほの花の声すげぇ好き」って言うの。
毎回毎回そう言ってくれると私の頭の中は白っぽくなってしまい、"彼が好きならいいか"と思えるようになっていった。
誰に聞かれるわけでもない。
誰に聞かせるわけでもない。
ただ宇髄さんだけがそれを聞くのであればいい。
太い屹立が膣壁を抉じ開けながら入ってくるとそれが引き抜かれ、また捩じ込まれていく。
ゆっくりだけど、その存在感は最たるもので意識を保つのが大変なほど。
大好きな彼との情交は理性とのせめぎ合い。
律動に身を任せていてもひとたび昇り詰めていく感覚に襲われてしまえば、そのまま達してしまうかどうかは理性との闘い。
宇髄さんは簡単に「気をやれよ」なんて言ってくるけど、一度でも果ててしまえば地を這うような体の怠さに襲われる。
だから果てる回数は一度でも少ない方がいいと言うのに、彼の手にかかれば何度も何度も絶頂へと誘われるその行為にいつも脳が蕩けていく。
「あああっ!はぁ、んっ!や、ァッ!」
少しずつ
少しずつ
抽送速度が上がっていくと私の頭は再び白っぽくなっていく。
もう自分で立っていることもできずに、腰には彼の手が回されて辛うじて"立たされている"状態。
それでも彼の律動は止むことはない。
私が気をやるまで
終わらない。