第19章 まだ見ぬ先も君といたい。【其の弍】※
私は今、派手に後悔している(宇髄さんの真似)
何であんなこと言ってしまったのだろうか。
いきなり入り込んできた宇髄さんの凶暴な男根。
抜いてくれと懇願すればきっと抜いてくれた。
抜いてくれようとしていたのだから。
それなのに少し腰を引いたことで生まれる空間が寂しく感じてしまってそのままでいいなんていう強がりを言ってしまった。
完全に強がり。
それも派手に虚勢を張ってしまった。
初めてこの体勢で後ろから突かれてしまって気付くことがたくさんあった。
いつもと全く違うところまで入り込んで、それが子宮に響いて脳に甘い痺れをきたす。
それどころか指ですら慣らしてもらわずに挿れられた男根にあんなに濡れていたのに生娘だって時と同じくらい膣肉が引きちぎられそうだ。
(…しゅ、出血しそう…。)
そう、あまりの質量に私は完全に戦意を喪失した。"いつも気持ち良くなるから"なんて言うんじゃなかった。
いつもはちゃんと慣らしてくれているから同じように挿入しても気持ち良くなるのだ。
でも、今更抜いてくれなんて流石に宇髄さんが可哀想だ。
「…ほの花?痛いか?」
そんな私の様子に宇髄さんが気付いてくれたのか律動が遅くなっていき、後ろから額に口づけをしてくれた。
「だ、大丈夫…!」
バカーーーー!!
今しかなかったじゃないか。言う機会は今だったはずだ。
こんなこと強がっても何の意味もないと言うのに。
「…ばぁーか。此処、皺寄ってんだよ。」
ツンっと突かれたところは眉間。
向けられた顔が呆れたように笑っていてホッとしてしまった。
「濡れてっけどナカを慣らしてねぇからな。ちょっと待ってろ。触ってやるから。」
そう言うと宇髄さんは私の体を抱き込み、右手で胸を、左手で蜜芽をつまみ出した。
じわじわと蔓延る快感で全身に鳥肌が立った。