第18章 まだ見ぬ先も君といたい。※
宇髄さんから吐き出されたものを全て飲みきると彼と向き合った。
ギョッとした顔をして、あの時と同じように「飲んだ?」と聞いてくるので、当たり前だと言うように答えるが、深いため息を吐かれてしまった。
宇髄さんだってさっきまで私の秘所から出たものを舐め回していたではないか。
「…別にまずくないよ。私の薬のがよっぽど不味いよ。」
「味の問題じゃねぇって…。そんなん飲んで気持ち悪くねぇの?」
「え?全然気持ち悪くないけど…。宇髄さんが嫌なら今度からやめる…。」
「…いや、嫌ってわけじゃねぇし、どちらかと言えば嬉しいけど…大丈夫か心配になるだけ。」
結局のところ宇髄さんは私に優しいし、甘いのだ。今だってお仕置きの真っ最中の筈なのに、私のこと心配し出して、いつもの宇髄さんに戻っている。
「それなら大丈夫!むしろ宇髄さんだって私の舐めてくれるわけだから…、私もいいよね…?」
懇願するように彼を見つめれば、「分かった」と了承してくれた。それよりも先ほどの体勢の方がよっぽど恥ずかしくて嫌なのだが、そんなことを言っても宇髄さんは分かってくれないだろう。いつもよりもたくさん濡れてしまった感覚もあるし…
そう、いつもより……
そこまで思い出すと自分が乗っかっている布団を見て目を見開く。
いつもより濡れている感覚はあったが、完全に失念していてびしょ濡れのまま秘所を布団に押しつけて座っていたため、ぐちゃあっと濡れ広がっていた。
「あああ…っ、ご、ごめんなさいーー!お布団がぁ…!」
私がこんなに慌てているのに宇髄さんはどこ吹く風と言った様子。
状況だけは確認して「あー、そういうことな」とのんきに納得しているが、こちらはそれどころじゃないと言うのに。
すると、彼の逞ましい腕が私を抱き上げて膝の上に乗せてくれた。
良かった。これ以上布団に染みをつけずに済む…!とホッとしたのも束の間、宇髄さんがニヤリと笑っているのが目に入る。
「…まだ濡れていてもらわねぇと困るんだよ。」
そう言うと先ほど吐精したばかりのはずの屹立が再び獰猛な獣のように涎を垂らしてこちらを見ていた。
(…嘘でしょ、終わりじゃないの?)