第18章 まだ見ぬ先も君といたい。※
「…なぁ、口ん中に出していい?それとも挿れたい?」
俺の中では"どっちもする"という答えは出ていると言うのにわざと聞いてやるなんて、鬼畜も過ぎる。それなのにこちらを一度だけ見るとそのまま舐め続けるほの花に彼女自身も答えは出ているようだった。
それならば、思いっきり口腔内にぶちまけてやろうと少しだけ腰をほの花の喉奥に向かって動かすと「ぐっ…」とくぐもった声が聴こえる。
そりゃあそうだろう。喉の奥につかないように加減しながら頑張って舐めてくれていたと言うのに無慈悲に喉奥に突っ込んだのだから。
そのままほの花の口淫の動きに合わせるように動かし続けると肉棒がどんどん張り詰めていく。
「…っ、あー…、ほの花、そろそろやべぇ。いいか?」
限界を伝えてやるのは自分の中での最終通告。今なら外に出してやることもできる。
一度、口内射精してしまったことはあるが、あれは不可抗力の出来事で、俺もほの花も望んでいたわけではない。
でも、今回は合意の上、だ。
コクリと頷いて了承の意を俺に伝えてくれるほの花を確認すると、彼女の口淫を全て受け入れた。その瞬間、自分の欲が奥底から湧き上がり、溢れ出しそうな感覚が目前に迫ってきた。
「…っ、はぁ…ほの花、っ、出る、ッ、」
「ん、っ、ん!!っ、………。」
射精自体は久しぶりというわけではないのに、やけに大量に出ている感覚があり、すぐにほの花が心配になった。
案の定、苦しそうに顔を歪ませているほの花の姿を見て、肉棒を外してやろうと肩を叩くがふるふると首を振り拒否を示す彼女。
仕方なく、最後の一滴まで出切ったところでほの花に声をかけると漸く肉棒から口を離して、俺の体の上からも降りた。
しかしながら…すぐにこちらを向き、ニコッと微笑んだところを見ると……
「…おい、まさかまた飲んだ?」
「え、飲んだら駄目なの?」
駄目なわけではないが、一度飲んだからかこれが当たり前だと思ってしまっている感が否めないほの花にどうもしてやられたように感じてしまう。