第18章 まだ見ぬ先も君といたい。※
触れた屹立の大きさに慄きながらも舌を這わせてみる。鋒からは涎が垂れていてこれを舐めると少ししょっぱい。
ちゃんと聞いたことはないが、女性の体が男性を受け入れるために愛液を分泌するように、男性とて気持ち良ければ分泌されるのではないかと思っている。
そう考えればこのしょっぱさは幸せの味。
ちゃんとした意識下での口淫は久しぶりだと思う。いつも宇髄さんに頭の中までドロドロになるほどの快感を与え続けられて、私はいつも虫の息。
今日ほどしっかりとした意識の中ですること自体が初めてなので、少しだけ胸が高鳴る。
お仕置きと称して辱めを受けていると言うのに、宇髄さんの大きな屹立を下から上へ、鋒のみをパクリと咥えてみたりしているだけで私の秘所が湿り気を帯びているのが分かる。
いつもコレが自分の秘所に入っているかと思うとその時の気持ちよさが頭の中に思い起こされて無意識に足を擦り合わせた。
教えてもらった通りに彼の大きな屹立をあむっと咥えるとそのまま上下に動かしてみる。
自分の唾液が潤滑油となり"じゅぷ、じゅぽ"と厭らしい音を奏でている。
しかし、彼の肉棒は半分も咥えられていないので、私はゆっくりと残り半分を握るとそれも上下に動かした。
「っふ、ぅ、…ほの花。いいぞ。ちゃんとやり方覚えてたな…?」
宇髄さんに褒められて、彼の甘い声が漏れるのが嬉しくなって口角が切れそうなほど大きな口を開けて抽送を繰り返した。
いつもこんな大きなものが捩じ込まれるわけだから裂けてしまうのではないかと戦々恐々としているが、最初に挿れる時こそ大きくて息ができないほどの苦しさはあるが、いつのまにか意識が無くなるほどに気持ち良くさせられて気付いたら朝のことも多い。
しかし、今日はこの男根で彼が自分を気持ち良くしてくれることはないのだと思うと少し寂しい。
自分でできるかと言う不安ももちろんあるが、それよりも彼に求められる瞬間が嬉しくてたまらないと感じていたから。
それでもこれはお仕置きなのだから仕方ないと思い直すと彼の屹立を気持ち良くすることだけを遵守しようと躍起になる。